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平成26年10月19日MILK●JAPAN in ひろしま2014
酪農現場で消費者交流 五感で満喫バスツアー!!
「MILK●JAPAN in ひろしま実行委員会(主催 広島県酪農業協同組合、広島県牛乳普及協会、広酪ホルスタイン改良同志会、ひろらく女性グループ連絡協議会、ときめき隊、広酪メンバーズクラブ、庄原市酪農連絡協議会、中国生乳販売農業協同組合連合会)は、牛乳・乳製品の消費定着と酪農理解醸成を目的に標高500メートルに位置する和田慎吾牧場(庄原市東城町竹森)を会場に「五感で満喫!酪農体験1DAYバスツアー」を開催した。
当日は秋晴れの下、事前に申し込みのあった消費者達が広島市内から片道2時間かけて貸切バス2台で牧場入りし、県内酪農家や乳業社らと交流を深め、約200名でにぎわった。
このMILK●JAPANイベントは全国各地で開催され、同委員会が行う牧場を会場とした企画は今回が初めて。目的は消費者に五感で酪農を感じてもらい、酪農への理解、牛乳・乳製品の消費につなげて貰うためとし、主催者代表の岩竹重城組合長(広酪)は酪農経営の厳しさにも触れ「和田牧場を五感でしっかり感じてください」と挨拶した。
和田慎吾さん(写真左端)の説明を聞く参加者
手づくりバターのペットボトルをふる子供たち
会場では搾乳・哺乳体験やペットボトルを使った手作りバター体験、普段見ることのできない牧場内見学、牛の削蹄や毛刈り実演、ロールサイロ転がし競争や着ぐるみキャラとのかけっこ、骨密度測定、牛乳・まぜまぜミルクの試飲など多数のイベントが行われ、子供から大人まで楽しめる内容であった。
搾乳体験を終えた参加者は「牛の大きさにびっくりした」、実際に牛に触れることで「乳房があったかい」「乳頭がこんなに硬いとは思わなかった」など、間近で見る牛の迫力に驚きを感じ、「今度から牛乳を飲む感覚が変わりそう」などの感想を口にして、牛への感謝の言葉をかけていた。
また、ひろらく女性グループ連絡協議会による牛乳・乳製品を使った「ミルクラーメン」や減塩効果が期待できる「乳和食」3品が振る舞われ、「牛乳を入れると、こんなにまろやかで甘くなるなんて知らなかった」、「癒される」など、牛乳をそのまま飲むだけでなく工夫次第で美味しく食べられ、減塩にもつながるといった酪農母さん達の話に魅せられていた。
こうした牧場での消費者イベントは口蹄疫発生を受け、家畜衛生の防疫面を考慮して渡航歴等を確認できる参加者に限定され、大規模な開催が難しい中、牧場主の和田慎吾さんは「この開催が無事実現でき、酪農への理解と消費が上向いてほしい」と述べられていた。